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「あなた おはようございます
 昨晩は山岡さんと飲んで帰ってかなりごきげんでしたね
 あっ りつ子はもう仕事に行きますよ」
「ああ・・・おはよう・・・昨日は飲みすぎたな・・・ 
 今日はりつ子と一緒に出勤できないな・・・」
「お父さん おはよう 私先に行くね
 それから 薬もうないんでしょう? 
 早くクリニックに行ったほうがいいわよ
 せっかく近所にクリニックができたから今度こそ真面目に通うのかと思っていたのに
 急に倒れたって私知らないからね」
「りつ子は薬剤師だけあって、お母さんより厳しいなー」
「あのクリニック2回程行ってみたけど 
 血圧を測れとか腹八分目がいいだとか、それにウォーキングしろとか・・・
 そんなこと言われても急にはできないよ」
「毎年メタボ診断でひっかかっていたんだから
 そろそろ本気で通ってみたらどうですか」
「うん・・・でもなぁ山岡だっていつも俺と一緒の結果だけど全然気にしてないぞ
 昨日もそんなの全く気にしていなかったなー
 おれもあいつもまだまだ大丈夫だ 安心しろ」

「あなたも山岡さんも昔はそんなにお腹なんか出てませんでしたよ」
「そうだったかなぁ・・・その点お前はえらいなー
 毎日ウォーキングして感心するよ」
「私の話じゃないでしょう はぐらかさないで!」
「はいはいわかりましたよ 
 あっ 今晩も遅くなるぞ 山岡と来週本社に行く予定があるから
 あいつの部署と事前の打ち合わせがあって大変なんだ」
「そうですか  お体大事にしてくださいね」

数日後の晩

「智子 りつ子 大変だ!」
「あら あなたお帰りなさい 帰るなりいったいどうしたんですか」
「山岡が昨日の晩 救急車で市民病院へ運ばれたんだって
 心筋梗塞だったらしいが処置が早かったから助かったそうだ」

「ええっ でも無事でよかったですね」
「そうだな 本当によかった
 山岡が入院しているのはりつ子が勤めている市民病院だよ」
「奥さんが言うにはまだ数日は集中治療室で 家族しか面会が出来ないらしい」
「分かった 明日私が行っておじさんの様子みてくるわ」
「できたら そうしてくれ 頼むよ」

翌日 病室にて

「山岡のおじさん 大丈夫?」
「りつ子ちゃんか
「ここに勤めているんだったな 大きくなったな」
「いやだ おじさん 
 お元気そうで本当に安心しました
 昨晩父からおじさんが入院したと聞いてもうびっくりして・・・」
りつ子の目から涙があふれていました
「心配かけたな 小さい頃からりつ子ちゃんは優しい子だったからね
 あの晩は本当にもうだめかと思ったよ・・・でも処置が早かったおかげで命拾いしたよ
 家内が検診の結果を先生にみせたみたいで 今朝から先生に随分言われたよ
 高血圧も糖尿病もほったらかしがばれてね やっぱりそれがいけなかったんだって
 もっと早く病院に行っておけばよかったんだがなぁ・・・」
「父も同じですよ」
「でもこれからは しっかり治していくよ
 今度りつ子ちゃんのお父さんに会ったら俺みたいにならないように言うつもりだ
 あいつにはこんなつらい思いさせたくないからね 
 実はこの前二人で飲んでいた時
 あいつがメタボ検診でひっかかってクリニックに通っていると聞いてたんだけど
 そんなもの放っておいても大丈夫だよって言ってたんだ
 随分無責任な友達だよなぁ 申し訳ない・・・」

数日後

「智子 見舞いに行ってきたけど山岡は元気だったよ」
「よかったですね 私も今度お見舞いに御一緒します」
「そうだな きっと山岡も喜ぶよ
 それにしても驚いたなぁ あの山岡が俺にこう言うんだ
 しっかりクリニックへ行け 俺みたいになるなと
 あんまり真剣に言うもんだから
 びっくりしたよ」
「山岡さんの言うとおりですよ」
「まあ あいつの言うとおりにするよ 今度の土曜日クリニックに行って来る
 それと明日からおれも智子と一緒に歩くことにするよ
 そうしないとクリニックにも行きにくいしね」

「まぁ 嬉しい 二人でウォーキング出来るのね」
「ついでに血圧も測ってみるかぁ」
「まぁあなた それはいいことですわ 山岡さんに感謝しなくっちゃね」
「そうだな 退院したらお祝いしてやろうな」
「精進料理ですか?」
「おいおい 何言うんだい お祝いぐらい大目にみてくれてもいいじゃないか」
「そうですね わかりました これからは私も美味しくて低カロリーの料理を
 勉強してみるわ 頑張って作りますからね 楽しみにしていて下さい」
クリニックへ来るきっかけは様々です。
健康が生み出す幸せは無限にあります。
私達の夢はそんな皆様の幸せのお手伝いをさせていただくことです。
私達は笑顔あふれるまごころ診療を心掛けています。

スタッフ一同皆様の健康を心より願っております。
ありがとうございます。

ささき・クリニック 内科・循環器内科

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